シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
川元さんは私の身体を郁弥のデスクに押し倒した。



デスクに置かれたファイルが床に落ちてゆく。



「あいつはフランスだ…。泣き叫んでも…助けには来ない…。そーだろ?」



私を見下ろす川元さんは顔は人の姿をした悪魔。



「ヤッ…ヤダッ…」


「バラされたいのか?社内恋愛自体の処分は軽いけど、あいつ…副業で出張ホストしてるだろ?副業の処分は解雇だ…」

川本さん…ホストのコトまで知っていた…。

川元さんの手が私の胸元に回る。
背筋に走る嫌悪感。


主の居ないデスクで私は…川元さんに抱かれた。


助けを求めるコトはできなかったーーー・・・









-----郁弥と私の秘密の恋を継続したいから。


*  *  *














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