シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
私は烈さんに全てを打ち明けた。



「そいつのコトは知ってる…。希美を退職に追い込んだ男だ…」


私も郁弥から、その話は教えてもらっていた。



「烈さん?」



「そんなコトして、郁弥が喜ぶと思ってるのか?珠希」



「それは・・・。でも、彼は副業のコトも知ってて、部長に言われたら…間違えなく…郁弥は解雇される」



「郁弥は覚悟出来ているんだろ?そいつの好きなようにさせてやれ」



「・・・」



「二度とそいつの誘いには乗るな!言えないなら、俺が言ってやろうか?」



「烈さん・・・」



「本当に川元と言う男は卑劣なヤツだな・・・」


烈さんも拳を握り、怒りを露にしていた。









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