シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
郁弥の言うとおり、翌日も、私は会社を休んだ。



川元さんからメールが何度も届いたけど無視して削除。




「ただいまー」



郁弥は1週間の出張を2日早めて、部屋に戻って来た。



「たくっー。なんてコトするんだ?珠希…」


「ゴメン…」



5日ぶりに会う愛しい人の顔をもっとちゃんと見たいのに。



涙が止めど無く溢れてきて、視界が霞む。



郁弥はそんな私をしっかりと抱き締めてくれた。



「・・・俺が喜ぶと思ったか?」



「ゴメンなさい・・・」









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