シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
私に背を向けて、郁弥は私の顔にも目も暮れず、自分のPCとにらめっこ。



どんなに忙しくても、私の仕上げた仕事をキチンとチェックしてくれた郁弥。



後回しにするなんて、よっぽど、忙しいのかな?



私はそのまま、郁弥の指示通り、自分のPCに保存。



「!?」



PCをシャットダウンしようと思ったら、新着メールが1件の表示。



郁弥は私の方を見つめる。



「・・・」


さっきの冷たい態度とは一転。

私に甘い微笑を浮かべて、ウィンク。



郁弥の態度に、心はかき乱されっぱなし。


でも、素直に喜び、メールボックスを開く。


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