シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
「あれ?」



また偶然にも、烈さんが私たちの座敷の前を通り過ぎた。


今夜は仕事関係の仲間と一緒。



「ナイフ?」


私は烈さんに相談。雄太と3人でテーブルを囲む。



「・・・郁弥はどこに行った?」


「会社…」


「会社に行くぞ…珠希ちゃん」


烈さんは急に腰を上げた。


「烈さん?」



「郁弥は川元とケリをつける気かもしれない」


「えっ!?」



「このナイフで川元を刺す気だったんじゃないのか?」







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