シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
郁弥はもう、覚悟をキメていた。


キッパリと椎名社長に言葉を返す郁弥の横顔を私は見つめた。



私はまだ、揺れているけど、郁弥の態度に揺らぎはない。



「だったら、処分を言い渡す…」



「!?」


その場で私たちの処分を言い渡される・・・


社長自らの声でーーー・・・



私はゴクリと唾を飲み、社長の言葉を聞こうと全身の神経を集中させる。



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