シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
椅子に座って、私の作ったウィンナー入りのすくらんぶるエッグにフォークを伸ばす。



「んっ!?」



食卓の置いた私のメモをサクヤさんは手に取った。



「お前…『シーナ』受けるのか?」



「うん。まあ~。ダメもとだけどね…。一応…前の会社では営業事務してたし…」



「ふ~ん。まあ~頑張れよ…」



サクヤさんは私に励ましの言葉をくれた。



単なる、社交辞令でキモチはこもってないけど、



「ありがとう」と礼の言葉を返した。
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