シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
「あのキスはあんたが勝手に私にキスしただけで…」



「何言ってんだ?俺のキスで血色、良くなっただろ?感謝しろよ」



「・・・」


だんだん、本性が出てきて、口調も荒くなっていく佐久間さん。


酔った勢いで荒いワケじゃない。


私を詰る瞳にはハッキリと不敵な光を宿している。


私がああ言えば、倍になって、言葉が返って来た。



多分、私よりもカレの方が口は達者。




勝てないと諦めて、口を噤んだ。



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