シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
Chapter6 同居人はエゴイスト

~珠希side~

佐久間さんに無理矢理、恩を着せられて,私は採用された。



本音はフクザツだけど、この不景気で、『シーナ』みたいな大手企業に勤められるのは自分の力だけではまず、無理だった。



私は佐久間さんに感謝して、彼の言うとおり、家事全般を引き受けるコトに。



「おい!?タマ」


私は洗面所で歯を磨いていた。



「Yシャツ、アイロンかけてくれ」



「!!?」



今日から出社と言う忙しい時に、佐久間さんがアイロンがけを命令してくる。



「無理無理無理・・・」


「ハァ!?」
佐久間さんは不機嫌な声で聞き返す。
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