シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
黒いTシャツの上にYシャツを着込んだ。



筋肉質な二の腕に私は思わず、目を奪われた。
おまけに私のスキな柑橘系の爽やかな匂いの香水。




視覚、嗅覚まで、佐久間さんに釘付け。



「タマ、そんな物欲しそうに見るな。金、積まれても、朝から、相手は無理だぞ」



「わ、私は別に…」



「じゃあー何で俺を見つめる?」



「それは・・・」


「・・・時間ねぇや。帰ってから聞くよ」


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