シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
佐久間さんは私をデスクに案内。



「お前のデスクは俺の隣…」


「・・・」
言ってた通り彼のデスクの隣が私のデスク。


「そう、テレるな」


「テレてません・・・」


「それよりも早く…俺の手となり足となるように仕事を覚えてくれ…隣だと監視もしやすい…だからお前は俺の隣だ」


「!?」

「副業のコト、チクられたら困る」
佐久間さんは私の耳元で囁く。
誰も、チクったりしないのに。


ドンと佐久間さんは乱暴に私のデスクに分厚いファイルを置いた。



「このファイルは社外秘だ。仕事の流れがまとめられている。まずはこれに目を通せ…午後からは俺の外回りに同行してもらう」



「は、はい・・・でも、私は…アシではないと」


「だから、さっきちゃんと、みんなに公言したじゃん。俺がヘッドハンティングしたって」



「・・・」






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