最強姫の秘密!?Ⅱ
琉「僕たちは…虐待されてたんだ」
――――…
父「クソッ!!」
お父さんは僕たちを殴ったり蹴ったりする
会社で上手くいかないのを僕達に怒りをぶつけて殴ってくる
炉「痛いよっ…誰か…助けてっ…」
僕たちはまだ小学1年生…
炉樹は僕が守らなきゃ…
お母さんは僕たちを見て“当然”みたいな顔で見る
父「黙れ!!」
そう言ってお父さんはナイフを持って僕に向ける
琉「ぇ…、なん…で…?」
母「あんたたちなんて生まれて来なくても良かったのよ?
だから、いっそのこと殺しちゃえばいいじゃない、と思ってね」
お母さんまでもナイフを持つ
そして僕の目の周りに軽く刺す
炉「お兄ちゃんっ!!?」
琉「痛いっ…やめて!お母さんっ」
母「お母さんって呼ばないでよ!
あんたにお母さんって呼ばれる筋合いはないわ!」
そして力を入れ刺す
炉「お兄ちゃんっ、お兄ちゃん!」
琉「炉樹…炉樹は…逃げて…」
炉「駄目だよッ!お兄ちゃんが殺されちゃう!!」
琉「じゃあ…隣の家にいって警察読んで貰って…?」
炉「っ…うん!待っててね!!」
炉樹は家から出て行った
それからは父の罵声…母の悲鳴しか聞こえなかった
そこで僕の意識は途絶えたんだ
――――…
炉「ここからは…僕が話すよ」