愛してる。
「紗月以外興味ねーから」
そういわれて頬が火照った
なに、言ってるのさ……っ
バカップルみたい……
なんて思いながらにやけてしまう
「紗月、きもい」
きもいって彼女にいうセリフじゃないっ
「先、風呂入れば?」
「あ、うん……」
お風呂はきらい。
ひとりっきりになる時間だから
でもそんなこと言えるわけもなくお風呂に入った
昨日みたいにまた、あたしは皇雅の間に座って髪を乾かしてもらう
この時間が1番好きかもしれない。
皇雅がお風呂にいっちゃって
テレビをみながらソファに膝を抱えて座る
……はあ。
あたし、このままじゃだめだなあ……
強くならなきゃ。
皇雅は優しいけど甘えてばっかじゃだめ。
頼りすぎちゃだめだ。