愛してる。
いつもと逆であたしが皇雅の髪を拭く
なんか子どもができた気分かも。
そのままぎゅって抱きついてみる
「……紗月?」
「…眠い」
「先布団入ってな?」
そうくすくす笑う
皇雅といたい………。
「すぐいくから」
「………うん」
ちょっとやだったけど眠気も最高潮だったから先に布団に潜ることにした
朝早くに目が覚めるととなりに皇雅
あ~、こんな日がずっと続けばいいのにな
なんて、迷惑だけど
皇雅のうでのなかにもぐると起きたみたい
「……はよ、誘ってる?」
「ちが……っ」
そしたらおもしろそうにケラケラと笑う
彼の綺麗な指があたしの髪を鋤く
そしてあたしに口づけをくれた
……へ…?
いきなりすぎて反応できなかった