愛してる。
帰り道、お互い無言で。
少し気まずいまま帰った
「……皇雅…?」
皇雅の膝の上に座ってみた
大胆?なんて思いながら
「あたし、皇雅なら、信じられるよ?
皇雅なら………怖く、ない…」
「無理しなくてもいいから。」
そうあたしの髪を撫でる皇雅
「無理なんかしてないっっ」
勢いよく振り返ると長い髪が皇雅にあたった
「あ、ごめん…」
「紗月がほんとに大丈夫になるまで
ちゃんと待つから。」
宥められるように言われて少し悔しいけど皇雅の方が大人だ。