愛してる。
「結(ユイ)、自己紹介しな?」
梓帆ちゃんがそういうと結ちゃんはあたしのそばまできた
「ゆいですっ
えっと~6歳です!
もうすぐ小学生です!」
ハキハキ話す結ちゃん
……可愛い
「あ、紗月です」
あわせてぺこって頭を下げた
「結、よくできたね~
じゃああっちで遊んできな?」
そういうとぬいぐるみの置いてあるとこに駆けてった
「したの子は男の子
まだ1歳でね。充(ミツル)っていうの」
そうミルクティを一口のんで
充くんに視線をやって微笑んだ梓帆ちゃんはすごく魅力的に感じた
「産むの、怖くなかった…?」
「そりゃ怖かったよ~っ
結産んだときあたし17だし?
親にも反対されたし高校だって中退しなきゃなんないし
実際ものすごい痛かったしね~
旦那は5こ上だししかも海外出張いっちゃってさ~
1人で産むの、すごい不安だったよ?」