愛してる。
リビングで呆然と泣き続けてたら
お母さんが帰ってきた
「紗月、どうしたの…?」
「お母さん、あたし………
プロポーズされたよお……」
こんな気持ち初めてで
うまく言葉に表せない。
「……そう…」
柔らかく微笑むお母さん
「皇雅のことすきだけど…
あたしこれ以上迷惑かけたくない…
この子だって皇雅の子じゃないんだよ…
あたし、どうしたらいいの………?」
あたし、皇雅のこと不幸にしちゃうんじゃないのかな………
「…それは紗月と皇雅くんで考えること
でもね、皇雅くんは紗月といることが幸せなんだと思うよ」
あたしといることが………?
「それに、皇雅くんの子じゃないって
言い切れるの?
紗月にも経験あるでしょ?」
お母さんはなんでもお見通しみたい。