愛してる。
「あれ、紗月?」
チャイムを鳴らすとボサボサの髪のままお姉ちゃんがでてきた
「あ、噂の彼氏?
ごめんね、こんな格好で~(笑)
汚いけどとりあえず入って?
寒いっしょ?」
社会人になっても相変わらずずぼららしい
「で、どしたの?」
「お母さんにしばらくお姉ちゃんちいることにしてほしい…」
泣きながらになっちゃったけど皇雅に支えられながら昨日のことを伝えた
「だから、ひとりじゃ怖い……
しばらく皇雅と居たいんだ…。」
わがままだってわかってるけど。
「いいけど…
でも皇雅くんは受験終わってるの?」
ちなみにあたしは第一志望の大学に受かった
「あ、就職先決まったんで」
見た目も中身も結構やんちゃなのに頭はすごく賢い。
てっきり進学すると思ってたから聞いたときはびっくりした。
「ならいいんじゃない?
紗月のことよろしくね?」