君と僕の関係 ~ St. Valentine's Day ~ (完)
「やっぱ、一緒に食べた方がうまいよね」
さえから唇を離したオレはニヤリと笑い、ペロッと唇を舐める。
「――っ!」
さえの顔はゆでダコ状態。
かわいいよなぁ。
「オレも…ホントのさえのこと少し知って、昨日よりももっと好きになった。でも、まだまだ足りない。もっとさえのこと知りたいし、好きになりたい。だから…これから覚悟しててね?」
「…か、かくご…?」
真っ赤な顔をしたさえに向かって、オレはニッコリと笑った。
「逃がさないからね?」