君と僕の関係 ~ St. Valentine's Day ~ (完)
 

気付くと、さえの姿はすでに5メートル先にある。



オレは小走りして、さえの横に並ぶ。



「ホントごめんな?」



「いいよ。今度から置いてくから」



「え、マジそれ勘弁してよー!な?な?」



「……。次はないからね?」



「やり♪」



こんなやり取りは、いつものこと。

 
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