海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
「・・・そうだ!亜季さん!明日美香さんの真実探ししましょうよ!!」
「真実探し?」
「はい!今日はもう遅いからできないけど・・・。絶対、美香さんは何か残してるはずですよ!」
美海は目をキラキラさせて言った。
「まあ・・いいけど」
俺が行かないと言っても美海は一人で行こうとするだろう、だから渋々承諾した。
「じゃあ!亜季さん!明日の為にも早く帰りましょう。」
美海は立ち上がり俺に手をさしのべた。俺はしっかりとその手を握った。
まだ体はフラフラしていて、美海は俺の体を支えながら倉庫までの道を真っ直ぐ帰っていった。
美海の手はとても暖かかった。