海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
コンコンッ
しばらくするとドアのノックが聞こえた。
「入れ」
誰とも話したい気分では無かったけど、もしもの時の為に部屋に入る許可をした。
「失礼します」
その声と共に部屋に入って来たのは美海だった。
「美海・・」
俺は自分でも気づかずに優しい声を出して美海の名前を呼んでいた。
「こっち来て」
俺がそう言うと美海はちょこちょこ俺の近くに寄ってきた。
俺はなかなか近付かない美海の腕を引っ張った。
ギシッ
「きゃっ」
短い悲鳴とベッドの弾む音が聞こると、俺は美海をベッドの上に押し倒していた。