海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
「美海・・俺、今日なんかイライラするんだけど・・なんでかわかる?」
俺は美海に覆い被さり、顔を近づけながら言った。
「へ・・・?」
美海は変な声を出した。
「そんな可愛い声出しても許さないから・・美海、これは何・・?」
俺は美海の首元にあった赤い印に気付き、手で優しく触れた。
美海はビクッと体を揺らした。
「亜季にやられたの・・・?」
美海は答えずにただ首を横にふった。
そもそも美海はこの赤い印がなんなのかもわかってないだろう。