海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】


はぁ~・・・

なにやってんだ俺・・


部屋に俺の大きな溜め息が響いた。


美海は過去を忘れてしまった。


でも、いつか・・いつか


美海が過去を思い出した時、俺は素直に喜べるだろうか。


もし、過去に美海の大切な恋人がいたら・・・


美海は俺の前から消えちゃうんじゃないか・・ 



俺は、そのいつかが本当に怖かった。

せめて今だけでも・・美海を俺のモノにしたかった。

そして俺はいつのまにかベッドで深い眠りをついていた。


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