海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】


「あっあの、暴走族とか関東ってなんなんですか?」


私の言葉を聞いた瞬間、皆が驚いた表情を浮かべる。


私もしかして、まずいこと聞いちゃったのかな?



「・・・えっと、どういうことかな?も、しかして、関東がわからないの?」



と爽やかな人が言った。



「はっ、はい…」



ビクビクしながら私が答えるとさらに皆驚いた表情を浮かべる。



「こんな変な女なんで拾ってきたんだよ…」



不機嫌そうに、もう一人の男の人は言った。


この人少し怖い…な。


めちゃくちゃめんどくさそうに私を見つめる。



「黙れ。亜季」



と海斗という人が低い声で言った。


亜季と呼ばれたその人は何もしゃべらなくなったが再び痛い視線を私に向け続けた。



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