海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
「ねぇねぇっ、海斗!なんで滝さん呼ぶんだよー?」
と光は言った。
こいつ何も察してないな…
説明するのも面倒だったので無視をした。
光は一人で考えこんだ顔をしていた。
「滝さん連れてきたぞ!」
悠が部屋に入ってきてその後に滝さんが入ってきた。
「おっ、いきなり呼ばれたと思ったらこんな美人さんがお出迎えかー!で、この子は俺へのプレゼントか?」
滝さんは場の空気を考えずにさらりと言った。
女好きの滝さんだがこれでも医者であり、先代の総長である。
「やめて下さい。滝さんこいつを診てやって下さい。」
俺がそう言うと滝さんは「冗談冗談!」と笑い飛ばした。
「はあ…患者か…。まあいいや、救急室にその子運んでこい。先に行って準備しとくから」
「ありがとうございます。」
俺は頭を軽く下げて言い、滝さんは部屋から出ていった。