海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
記憶side姫乃
私はいまだに海斗さんに、お姫様抱っこされて運ばれていた。
恥ずかしいよ…
早く降ろしてもらえないかな?
そんなことを考えていると`きゅうきゅうしつ'と書いてあるところで止まった。
コンコンッ
海斗さんは壁をコンコンッと叩いた。
なにやってるんだろう..?
「滝さん入ります」
「おぅ」
さっきの滝さんという人の声が聞こえた。
海斗さんは、奥へと進んだ。
「よし、そこの席に座らせてあげて、検査するから海斗は外で待っててあげて!」
「あぁ」
そう言われて、海斗さんは、外へ出て行ってしまった。