海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
「まあまあまあ・・・一旦、落ち着いてよ~」
やっと仲介に入ったのは、意外にもいつも喧嘩をする側の方にいる光だった。
「・・・フン」
「じゃあ。まだ美海ちゃん起きないけど、どうする?」
落ち着いた所で口を開いたのは悠だった。
「美海がいざ起きた時のためにチケット買っとこーよ!!」
この花火大会で灯台の所でみるにはチケットがないと入れなかった。
「よし、じゃあ、光と俺と海斗と悠希はチケット組、亜季と滝さんは車に残ってて」
「「「了解」」」
了解とは言ったものの海斗はあきらかに嫌そうな顔をして不機嫌なオーラを出していた。