海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
「きゃあああああああ」
耳をつんざくような悲鳴がする。
眠たい目で時計を確認するとまだ7時。
それに、今日は海斗達が3学期の初登校日だった気がするけど。
俺には関係無いし。
よし…もう一回寝よう…
俺は、もう一度布団に潜り込んだ。
バタンッ
勢い良く部屋のドアが開く。
もう一度布団から出て、ドアの方を見ると焦った様子の美海。
「…‥どうしたの?」
いつもこんな早起きすることは無いので、つい、怒ってもないのに低い声が出てしまう。