海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
丸ちゃんが手をパンッと叩く。
すると、再び教室は静けさを取り戻す。
「えー…今日、1日体験する…らしい。で、席はそこで。」
「えー、そこが良い」
と、俺が指差した席は既に埋まっている席。
そして、海斗達の前の席。
「あ゛ーう゛ー」
丸ちゃんはうなり声を出しながら悩んでいる様だ。
「…しょうがない……」
「サンキュっ」
短く告げて、美海を連れて席へと歩いた。