海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
俺は美海の首に腕を巻き付けてそのまま
―……キスをした。
「亜季…さ……ん」
美海はもちろん目をパチパチさせ、驚いている。
「亜季……てめえ…」
再び俺の胸ぐらをさっきよりも力強く掴む。
「何で海斗が怒ってる訳?海斗は美海と何も無いじゃん。」
「…………なくねえよ」
それじゃあ、小さ過ぎて美海の耳には届かないよ。
「恋愛ってそんな簡単なもんじゃねえよ?」
俺は海斗を嘲笑う様に上から言った。