海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】




「美海……」





波打ち際に着くと、亜季さんは優しく私を抱き寄せる。





「亜季さん……急に、どうしたんですか?」





教室の時よりも、真剣な表情の亜季さん。


いつもと全然雰囲気が違くて、つい、ドキっとしてしまう。





「美海……今、どんな気持ち……?」





どんな……気持ち…?





「美海のココ…すごいドキドキ言ってる…」





私の心臓辺りに耳を当て、そう言う。











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