海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】


「美海[ミウ]」



海斗さんは静かにはっきりと言った。


美海・・・・。



「美しい海で美海」




海斗さんは自分の意見を突き通そうとさらに強い口調で言った。


美しい海かあ・・・。


いいかもしれない・・・でもなんで海なんだろう?



「そ・・そうだね!美海!
うんうん!いいね!呼びやすいし!」



海斗さんの威圧感にやられたのか悠さんは焦りながら言った。


「え~っ!!!!!!!ポチ子がいぃ~~~~~!!」


「お前は黙っとけ」



悠さんが光くんを軽く殴った。



「いってぇ~~っ。しょうがないなあ・・・美海でいいよ!!」



この日から私は海龍の姫・美海となった。


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