海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
「ふふっ、海くんって海斗さんに似てましたね・・。」
「あ?」
俺とイルカが似てる?
俺はちょっと美海を睨んだ。
「だって、名前も似てますし、私達にいっぱい水かけちゃうような意地悪なとこも、あ、あと他のイルカ達を従えちゃうところも!」
そういってニコッと美海は微笑んだ。
可愛い奴・・・・・
俺は思わず美海を抱き締めていた。
「ど・・・・どうしたんですか・・?」
「んー・・・なんとなく?」
「えぇっ・・・・」
いきなり抱き締めたので美海は困惑していた。
「じゃあ美海もう一回イルカに会うか?」
「どういう事ですか・・・?」
美海をぱっと離しいつものように腕を引っ張った。
「まあ、ついてきて」
俺達は水族館を出て昼に通った商店街を抜けた。