海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
次の日の朝、目を覚ましたら昨日の事が夢なのか不安になった。
でもパジャマに着替えないまま寝た、俺の服からは海の匂いがしていた。
よし、今日も行こう!
そう思ったらすぐに足が動き出していて、学校の事なんて考えないで海に行っていた。
朝から俺はずーっと砂浜で君を町続けていた。
昼に俺を照りつけていた太陽は落ちてゆき、すっかりあたりは暗くなり満月が夜空に浮かんでいた。
すっかり周りも人がいなくなった。
「あーーー!うーーー!」
女の子に気付いてもらえるように適当に泣いた時みたいに大声で海に向かって叫んだ。
だけどやっぱり水音はしないし、誰も現れなかった。
やっぱり夢だったのかなー?
俺はそんなことを思って落ち込んでいた時だった。