海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
「あの女の子にそっくりな美海を俺は代わりに隣に置いてるんだよ。」
美海はその言葉を聞いた時、一粒の綺麗な涙を流した。
ごめん。本当に傷つけてごめん・・な。
そして無言で海に向かって走っていった。
「美海、どう「うぇええええん、うぇええええん」」
俺が美海を追いかけて話しかけたら美海は昔の俺の様に海に向かって大声で泣いた。
「人魚さ~~ん!!!!!!!!!!!」
次は大声でそう叫ぶ。
聞いたことの無い美海の大きな声。
「美海、やめて」
「うぇええええん、うぇえええええん」
俺がやめさせようとしても、叫ぶのを辞めない。
「うぇええええ・・「もういいって」」
俺は後ろから美海を抱きしめた。
俺の腕には美海の涙がぽたぽたと落ちていた。
「ごめんな・・・。」