アイムホーム
4.砂時計
午前3時
重い体を引きずりながらマンションのエントランスに足を向けた。
すると駐車場の一角に何か黒い塊のようなものが見えた。
「?」
近づいてみると、それは人で・・・・
「・・・って、フミ!?」
膝を抱えてうずくまっているフミの姿だった。
声をかけても顔をあげない。
立ち上がらせようとタンクトップの腕に触れたら、なんだかすごく熱かった。
「・・・熱・・・っ」
慌てて顔を上げさせ、額に手のひらを当てる。
「おい、フミ!!」
俺はさっきまで歩くのもやっとだった疲れを忘れ、フミを抱き上げた。
相変わらず軽い。
ぐったりと身体を預けるフミの体温を感じながら、エレベーターに乗る。
部屋に入るとフミを再び客室のベットへとおろし、クローゼットからまだ開けてもいない冬用の掛け布団を取り出した。
それから冷蔵庫を開け、ほとんど何も入っていない状態の冷凍庫から氷をありったけだして袋に詰めた。
それをタオルで巻いて、フミの首元に入れてやる。
重い体を引きずりながらマンションのエントランスに足を向けた。
すると駐車場の一角に何か黒い塊のようなものが見えた。
「?」
近づいてみると、それは人で・・・・
「・・・って、フミ!?」
膝を抱えてうずくまっているフミの姿だった。
声をかけても顔をあげない。
立ち上がらせようとタンクトップの腕に触れたら、なんだかすごく熱かった。
「・・・熱・・・っ」
慌てて顔を上げさせ、額に手のひらを当てる。
「おい、フミ!!」
俺はさっきまで歩くのもやっとだった疲れを忘れ、フミを抱き上げた。
相変わらず軽い。
ぐったりと身体を預けるフミの体温を感じながら、エレベーターに乗る。
部屋に入るとフミを再び客室のベットへとおろし、クローゼットからまだ開けてもいない冬用の掛け布団を取り出した。
それから冷蔵庫を開け、ほとんど何も入っていない状態の冷凍庫から氷をありったけだして袋に詰めた。
それをタオルで巻いて、フミの首元に入れてやる。