アイムホーム
次の日、目覚めると見覚えのない天井が視界に映った。




・・・あれ、ここ・・・・



ゆっくりと身体を起こすと、昨日の気だるさは消えているようだった。


あたりを見回すと、近くにあったテーブルに何かメモのようなものが置いてある。



私はベットから降りてテーブルのほうに足を向けた。









顔洗って、メシを食え


ヒロ





男の子らしい文字で書かれたメモの脇にはフェイスタオルと

コンビニで買ってきたらしいスパムおにぎりとインスタントのスープがあった。




思わずくすっと笑ってしまいそうになるのをこらえ、心の中で「ありがとう」と言う。


それからフェイスタオルを持って、洗面所を探した。
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