アイムホーム
「あっ・・・やっ・・・だめ・・・浩也・・・っ」
揺さぶるたびに芙未香は色っぽい声で俺を誘惑する。
芙未香は涙を流しながら必死に俺にしがみついてきて、更に煽られた。
「・・っ・・く・・・もう、イク・・・っ」
「あっ・・・あたしも・・・っ」
俺は自分の熱を芙未香の中に吐き出した。
「・・・っ・・・」
俺は芙未香を腕の中に抱きしめる。
芙未香も俺の首筋に腕をまわし、離れたくないというようにしがみつく。
「会いたかった・・・」
俺は思わず口走っていた。
この一週間、芙未香のことを思わない日はなかった。
仕事してる間も、飲んでるときも、夢の中でも
芙未香のことを想い、早く帰ってきて欲しいと願っていた。
「・・・ごめんね」
かすれた声が耳元をくすぐる。
ゆっくりと体を離すと、芙未香はまた涙をこぼした。