アイムホーム
2.干渉お断り
次の日の朝

俺は朝早くに目が覚めて、海岸へとやってきた。

マンションから歩いて10分ほどの距離に、この青い海は存在する。



裸足になって砂浜を歩き、波打ち際まで来ると大きく伸びをして

海風を身体いっぱいに吸い込んだ。



「あら、おはよう」



不意に聞こえた声に振り返ると、水着姿のオーナーがいた。

その手にはバスタオルを抱えている。


「うす」

短く答え会釈をすると、オーナーは俺の視線を気にも留めず、準備運動をし始めた。

オーナーの水着はビキニだ。

南国っぽい派手な柄だけど、その小麦色の肌にとてもよく似合う。

そして、華奢なのにあるべき場所にはボリュームがあって、俺は思わず目をそらしてしまった。
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