ヤンキー彼氏
「……じゃなくて、何があった?話してみろ」
照れてんの?じゃねぇって。
痛いって…転んだか?
ころんだっつってもそんな腕に派手な傷はつかねぇよな。
「…大丈夫です!!」
「何が大丈夫なんだよ。
初めてだぜ?芽衣ちゃんから聞いたと思うけど、
俺は恋したことねぇし、
俺結構女嫌いだし、
女の話聞くってすごいことなわけ。」
「っていっても…芽衣の相談はのってましたけどね。」
げっ…図星なんだけど
「……あれは…論外だ。
自分の気持ちを気づかせてあげようと………友ちゃん??」
さっきまで笑ってたくせに、感情豊かすぎんだろ。
「………っ…ふぇっ」
「我慢しろよ?」
できるだけ腕にふれないように
優しく友ちゃんを包んだ。