ヤンキー彼氏


「え?」


「可愛い…何だか…


俺のために流してくれてる涙なら…


その泣き顔…そそられる」



きっと…私の顔は真っ赤だろう。



「俺と付き合う?」



何でだろ…嬉しくて言葉が出てこない



「はっ…はい!」



でもいいのかな…私なんかで…


「まじ、調子狂うわ~!!

あんさ、いきなり悪いけど、キスしていい?

可愛すぎて理性がもたないって。

ま、無理って言われてもするけど」


不器用なりの優しさがとても暖かい。


「はい!」


ニヤッて笑って、私の顎を持ちくいっと上げ


初めての…初めての…


ショッパイショッパイキスをした。


二人の顔が離れたところで…


「お取り込み中悪いんだけど…」


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