ヤンキー彼氏
すき、スキ、大好き


芽衣side


廉さんちについた。


だけど、廉さんたちがいる気配がなくて、探してた。


でも、やっぱ、どの部屋にもいなくて、寛樹は溜め息をこぼした。


「どこ行ったんだよ」


そしたら、ひとつの部屋からこそこそ声が聞こえてきた。



「ーーーー好きです」



え…??友??


「見つけた、覗き見しよーぜ」


「え!だめだよ」


「うるせぇ、黙ってろ」


そして、友と廉さんのやり取りをずっと見ていた。


あたしとしては、驚きを隠せない。


だって…廉さんと、友が付き合ってるんだから。


でも、多分友が一番ビックリしてるんだろうな。


良かったね…とも。


長年の恋が叶って良かったね??


あたしは小さくガッツポーズをした。


そしたら、せっかくの二人のムードを…この人……


「お取り込み中悪いんだけど…」


って!!


壊すなぁーーー!!
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