ヤンキー彼氏
壁にもたれ掛かってあたしの名前を呼ぶ廉さんがいる。
「芽衣ちゃーん、いねぇの??」
なんだろう……。
「芽衣じゃん!!!!
呼び出しね、神埼くんからの。
いいなぁ…廉さま~」
「え?友!!ちょっと!!」
あたしは友に腕をつかまれ廉さんの元へ連れていかれた。
「お、きたきた。
ヒロさ今機嫌わりぃの。
15対1で喧嘩してさ。
最初は順調にいってたんだけど…
さすがに15人相手すんのは無理だろ?
で、今ソファーで寝込んでる。
あいつ、親友の俺にもなんも言わねぇで喧嘩しに行くからよ」
「そうですか…」
「ってなわけで…俺ら、今からそいつら殺してくるから。」
殺す~!?