ヤンキー彼氏


寛樹side

「やべ、刺激強すぎたかも」

芽衣が入ってきた頃にカケルが殴り始めた。

俺もあいつがキレるととめれねぇから。

「あはは、平凡とかなんとか言ってたもんな~」

「っていうか廉さ、朝どこ行ってたんだ?」


そう、朝からずっと気になってた。

急にどこかにいなくなったもんだからよ。

「あ、芽衣ちゃんと会ってた」

「は?ヒヨコと?」

「あぁ、可愛いな~芽衣ちゃん

ヒロが構う気持ちがわかるわ~」

「はぁ?俺のだ」

マジで意味わかんねぇ。

構うってなんだよ。

「わかってるよ、大丈夫

ダチの女とるような男じゃねぇから」

だよな。ちょっと焦ったわ。こんなに簡単に手放してたまるかよ。
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