ヤンキー彼氏



「まだなんかあるんですか?」

なんだそれ。

黙れねぇのか、お前は。

めんどくせぇからシカトしとく。

じゃあ今から一年の教室行くか。

「飯、とってこい」

「あ、わかった」

あいつが走って飯を取りに行った。

そしたらたまたま

トイレ帰りの芽衣のダチに会った。

「うわっ。あ、すいませんっ。

芽衣のことよろしくお願いします」

といいペコッっと頭を下げた。

「任せとけ」

そしたら芽衣のダチが

ニコッって笑って去っていった。

変なやつには変なやつがつくんだな。

芽衣をお願いしますって。

結婚するんじゃねぇんだから。
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