ヤンキー彼氏
芽衣side
毎日送り迎えをしてくれてる寛樹。
相変わらず視線は痛い。
それより、こないだ
「…いったぃ…」
多分寛樹と同い年と思われる女の子に呼び出しされた。
「ふざけるな」
いやぁ…ふざけるなと言われましても…
ただあたし遊ばれてるだけでして…
「返せよ、あたしのヒロを」
そうだそうだ!!と後ろから聞こえる。
「い…や…です…」
もうなんで勝手に口が滑るんだろう。
ん?えっ?やだっ
殴られる!!
「なにしてんの?」