ヤンキー彼氏


倉庫裏に廉さんがたまたま通りかかって危機一髪………


「れっ…れん」

「はぁ…」


すごく深いため息。


「もうこいつに手出すなよ?

手出したら女だろーが男だろうが、ただじゃおかねぇからな。」


そしたら女の子たちは涙ぐんで帰っていった。


「ありがとうございます…

この事は…寛樹には秘密にしてて下さい。」


大変だよ、寛樹にバレたら女でも平気で殴っちゃいそうだから。

それに……………寛樹には言ったら俺のじゃなくなっちゃう…

なんて言えなくて。
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