ヤンキー彼氏
「もー…本当…毎日女家連れ込んでてさ~
しかも毎日違う女。たまに同じ女もって帰ってたけど」
「もって帰ってたって人聞きわりぃな」
「じゃあ…家に連れ込んでて」
一緒だわ。
「来るもの拒まず!!みたいな」
「だから人聞き悪いっつーの」
芽衣が心配そうに俺を見ている。
「あ~だから言いたくなかったんだよ。
芽衣は心配なんてしなくていい」
「心配………………??」
は?
「こえーんだろ?大丈夫だ。こいつの言ってることは信じなくていい」
「事実なのに??」
「まぁ…」
なにも言えねぇし…。
「芽衣しか考えらんねぇから」
そしたら急に暗かった芽衣の顔がパァと晴れた。