カタオモイ.
「そっか、仕方ないよね。
私も琴音も
ハルが好きなんて」
琴音
言いながらも
自分へ
言い聞かせているような、
そんな感覚だった。
***
その日の夜。
私は布団の中で色々な
事をぐるぐる考えてた。
---愛は表向きこそ
私の恋の応援
なんかしちゃって
陰で私の事を
嘲笑ってたんだ---
私の頭の中はこんな事で
いっぱいになっていた。
---琴音なんか
ごめんねオーラ
出しちゃって、
陰できっと
愛と一緒に
嘲笑ってるんだ---